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小林 秀樹*; 大橋 健*; 佐々木 茂美; 島田 太平; 高雄 勝*; 橋本 真也*; 宮原 義一
JAERI-Tech 96-014, 14 Pages, 1996/03
放射光を発生する装置である挿入光源装置において、整数次の高調波を発生しない新型のアンジュレータを製作した。従来のアンジュレータとは異なり、本装置から得られる放射光の高調波は非整数次となるため、光学系で高調波を取り去ることが容易となる。本アンジュレータの発生する磁場は準周期的に分布している。磁気回路部は準周期的に配置された永久磁石とアルミ製スペーサによって構成された。装置組立後,ホール素子による磁場測定を行い、所定の磁場分布を得るために磁場調整を行った。得られた磁場分布から計算された放射光エネルギーは設計時の値に一致し、高調波は基本波の非整数次となった。
佐々木 茂美; 小林 秀樹*; 高雄 勝*; 宮原 義一; 橋本 真也*
Review of Scientific Instruments, 66(2), p.1953 - 1955, 1995/02
被引用回数:12 パーセンタイル:69.04(Instruments & Instrumentation)従来のアンジュレータは周期磁場中で電子を蛇行させ放射光を発生するため、原理的に整数次の高調波を発生することがさけられない。我々は最近アンジュレータの磁気回路に準周期という概念を導入し、非整数次の高調波を発生するアンジュレータが実現出来る可能性を示唆した(S.Hashimoto,S.Sasaki:JAERI-M 94-055)。我々は今回この準周期アンジュレータの現実的磁気回路を想定して電子軌道を計算し、放射光スペクトルを導出した。その結果、本アンジュレータは非整数次の高調波を発生することが明らかになった。また本アンジュレータからの放射光強度も、従来型アンジュレータに比較して遜色ないことも明らかになり、十分実際の使用に耐えると期待される。
橋本 真也*; 佐々木 茂美
JAERI-M 94-055, 27 Pages, 1994/03
幾つかの放射光実験において害となる分数比をもつ高調波を除去するために磁極を準周期的に並べたアンジュレータについて基礎的な考察をした。このアンジュレータが発生するエネルギー比が無理数である高調波は結晶モノクロメータによって同時に反射されることはない。この種のアンジュレータは、分解能の高い結晶モノクロメータを組合わせることによって、全反射ミラーが使えない高エネルギービームラインにおいて、非常に有用となることが期待される。さらに、新しい概念を持つこのアンジュレータの実機製作の可能性についても議論している。